ジークシュベルト（2020年生、母レオソレイユ）

ジークシュベルト（2020年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽の神フレイの剣(独)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したレオソレイユが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2023年の名古屋チャレンジカップストロベリー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって1,870万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

10月16日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

12月17日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダディーズラビングをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月11日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、加賀白山賞勝クラス（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

5月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高杉吏麒騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月1日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高杉吏麒騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。