トーセンリターン（2002年生、母マリノカジノ）

トーセンリターン（2002年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋戻る」。毛色は鹿毛。種牡馬のGrand Lodge（当時11歳）と交配したマリノカジノが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、不二牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、不二牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって630万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2005年）

8月10日、デビュー戦は吉田晃浩騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は475kg。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエンジェルタッチに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

9月14日、中4週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったアネスリードを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月2日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイナノサンダーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

1月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

2月8日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月6日、中3週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた7戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアイアンソウルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったファイブサンダーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月22日、中5週で迎えた13戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2007年）

1月21日、中8週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く18着に終わった。