ライゼリート（2012年生、母トラヴェルチーム）

ライゼリート（2012年1月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「旅の歌（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したトラヴェルチームが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2三。

経歴

デビュー前

7歳のとき、金蘭兄弟から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月23日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3歳（2015年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月31日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月5日、中3週で迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月9日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた11戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したシャイニーパンサーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアストログラフを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムゲットに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったランドザスターズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンデンルーチェを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月11日、連闘で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。