ミスターエメラルド（2006年生、母ミスエメラルド）

ミスターエメラルド（2006年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ミスター＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時9歳）と交配したミスエメラルドが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって640.5万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月8日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンモアオバーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月30日、約21か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた5戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月26日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。