キョウキランブ（2022年生、母タキオンメーカー）

キョウキランブ（2022年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「狂喜乱舞。思わず小躍りするほど大いに喜ぶ」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時15歳）と交配したタキオンメーカーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

9月14日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月20日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3歳（2025年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雪/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテーオーマルコーニに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深道騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーケンサワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中9週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深道騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

9月14日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、舟山瑠泉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルシャルムールを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

10月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの東村山特別（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で舟山瑠泉騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、シャンパンポップに交わされて5馬身差の2着となった。

11月8日、中3週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテーオーマルコーニに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のシャンパンポップに5馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。