プリヴェーリング（2003年生、母ナスノエンペリー）

プリヴェーリング（2003年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優勢な」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したナスノエンペリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月2日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月12日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた6戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた9戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月1日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミッキーステージにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップアスターに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルシェルツに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月16日、中0週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた14戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヨドヒメ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアサクサパッカードに7馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミラーレイクに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ショーモンライフクに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月14日、中0週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた23戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた24戦目は、佐賀競馬を応援しま賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた31戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。