アルストロメリア（2001年生、母フレスコ）

アルストロメリア（2001年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「南アメリカ原産の花名（和名：百合水仙）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したフレスコが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ビッグレッドファームによって220.5万円で落札された。

ターファイトクラブにて総額4,300万円（21.5万×200口）で一口馬主が募集された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月27日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のローレルドウターに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4歳（2005年）

12月10日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（2006年）

1月22日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。