マイネグラティア（2011年生、母キーチェスターバーン）

マイネグラティア（2011年1月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋恩寵（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したキーチェスターバーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。2013年のダリア賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,102.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームティアラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月3日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したマキャヴィティにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月2日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

3歳（2014年）

5月10日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

8月17日、中6週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4歳（2015年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。