スペーストラベラー（1995年生、母チョウカイマンナ）

スペーストラベラー（1995年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時15歳）と交配したチョウカイマンナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のふきのとう特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにてで一口馬主が募集された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したライジングシチーにハナ差届かず2着に惜敗した。

3歳（1998年）

1月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョウノパリジャンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハイパーナカヤマに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

3月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオグリコマンダーに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3月28日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（1999年）

1月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原英幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原英幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。