スイートヒムカ（1995年生、母テンザンヒムカ）

スイートヒムカ（1995年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時16歳）と交配したテンザンヒムカが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方18戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のかささぎ賞。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

6月14日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（1998年）

1月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカワイティーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月2日、中9週で迎えた13戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノーザンストローに2馬身の差をつけて制した。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコトブキガーデンに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月21日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の栄城賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月25日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハリマガイセンに1馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロータリーミラクルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた20戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた21戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズグランプリファイナル千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マスコットグラマンに交わされて3馬身差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた23戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月13日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブリンクマンシップに5馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月27日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（7戦3勝）。4頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシノライデンに5馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミスターエンデバーを3/4馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

11月27日、中3週で迎えた29戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。