メンフィス（2017年生、母エーシンメンフィス）

メンフィス（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「米国テネシー州の港町。母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時8歳）と交配したエーシンメンフィスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山住勲によって2,160万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3歳（2020年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はL.ヒューイットソン騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったウインディシティーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月18日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイナミックゲインに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のダージリンクーラーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウアルルに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5歳（2022年）

2月10日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノキララに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月21日、中5週で迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月28日、中8週で迎えた19戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2022年2月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

9月18日、中6週で迎えた20戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2022年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。