ヒシゲンガ（1986年生、母コーシユンロード）

Hishi Genga

1986.05.02

ヒシゲンガ（1986年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターメゾ（当時20歳）と交配したコーシユンロードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田農場。戦績は、中央平地10戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月18日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエースクレンにアタマ差届かず2着となった。

12月3日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラドラゴンを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で坂本勝美騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた6戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

11月18日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上400万下の浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したアトミックホースに3/4馬身届かず2着となった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたナイスイーグル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアニートウショウに約10馬身の大差をつけて2勝目を挙げた。