バイロンシチー（2005年生、母Fleur Soleil）

バイロンシチー（2005年9月27日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「オーストラリアの地名より＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のStreet Cry（当時7歳）と交配したFleur Soleilが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のプリンセスギンガに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた8戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、笹下記念（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るルドルフキングを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

2月28日、中5週で迎えた12戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず16着に終わった。