タキオンプリンセス（2004年生、母ページワン）

タキオンプリンセス（2004年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アグネスタキオン産駒の女王になれ」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したページワンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は阿部栄乃進。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡崎牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、鳴戸雄一によって840万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィヴァルディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

3歳（2007年）

6月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。