トミケンパシオン（2003年生、母トミケンロマン）

トミケンパシオン（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋情熱（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時11歳）と交配したトミケンロマンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C2。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月21日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャッチングタイムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた5戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストームシグナルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2007年）

3月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から43kg戻して迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月16日、中6週で馬体重を前走から28kg絞って迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月12日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2008年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

1月24日、連闘で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井裕章騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月21日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村井裕章騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスカイヴォイジャーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクセツバロンを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月21日、中2週で迎えた20戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。