プットオンジュエル（1994年生、母アーリアンレディ）

プットオンジュエル（1994年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイヤモンドショール（当時15歳）と交配したアーリアンレディが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の西海賞(900万下牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,648万円（16.48万×100口）で一口馬主が募集された。

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月17日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は408kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月3日、中3週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、クリミナーレに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルブツルージュに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1998年）

5月9日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

7月4日、中3週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで、最後は2着のウッドフェアリーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

8月30日、中1週で迎えた16戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオカノスピカに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

5歳（1999年）

5月30日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた23戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた25戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブライダルスイートに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月4日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月25日、中2週で迎えた28戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。