カゼニタツライオン（2010年生、母アナタゴノミ）

カゼニタツライオン（2010年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風に立つライオン」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したアナタゴノミが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方12戦1勝2着2回。2013年の葵ステークス(オープン)で2着に入った他、2015年の大分川賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のドンマネーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレギスに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2013年）

2月17日、中8週で迎えた8戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4月28日、中9週で迎えた9戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦2勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたティーハーフ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月15日、中4週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。15着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（2014年）

6月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた19戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

8月2日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2015年）

3月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた25戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生来の負けじ心を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて最後はニシノイナズマと並んで10着同着となった。

5月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた28戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、朝日山特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、シゲルモトナリに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の大分川賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイリオスに5馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月25日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた31戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の大淀川賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、シゲルケンシンに交わされて3馬身差の2着となった。

11月7日、中6週で迎えた34戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6歳（2016年）

1月4日、中7週で迎えた35戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた36戦目は、黄梅特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた37戦目は、楽天競馬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた38戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた39戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、グッドラックカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。