ジュニアテイオー（1986年生、母アサクサセンター）

ジュニアテイオー（1986年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハシコトブキ（当時12歳）と交配したアサクサセンターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の馬籠特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

7月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトウショウマッスルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月13日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月20日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤノイエローに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンラブホーラーに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦2勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の石清水特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月17日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウワホダカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（13戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、スタナーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のトーワチャペルをハナ差振り切って優勝

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の馬籠特別（中京芝1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロングテイターを3/4馬身振り切って雨下の混戦を制した。

5歳（1991年）

8月16日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から5kg戻して迎えた27戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、米山特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた28戦目は、日本海特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。