モガミジュピター（1985年生、母ダイヒメレット）

モガミジュピター（1985年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイエラパ（当時19歳）と交配したダイヒメレットが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月9日、デビュー戦は石神富士雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサクラコガネオーにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセントフォルテをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

12月3日、約9か月半の休み明けで迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた6戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

4歳（1989年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラコガネオーに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

7月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（1990年）

4月28日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた16戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後はモガミワードと並んで7着同着となった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1991年）

1月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、大内正一騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大内正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。