タマノエスペランサ（2010年生、母シャンハイレディ）

タマノエスペランサ（2010年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋希望、期待（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時16歳）と交配したシャンハイレディが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月6日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月17日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイネクライネにクビ差届かず2着となった。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエバーダンシングに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイクインスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2014年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2015年）

2月28日、約10か月半の休み明けで迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、4着に入った。

3月29日、中3週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のスイートガーデンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月18日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月31日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2016賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた17戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、白梅賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。