ナイスキングオー（1997年生、母ナイスショット）
Nice King O
1997.04.27
ナイスキングオー（1997年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したナイスショットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地17戦5勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方13戦2勝2着1回。2004年の’04ウインタースプリント(ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、野口牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、菅藤宗一によって903万円で落札された。
作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2000年）
10月1日、デビュー戦は細江純子騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラインオーシャンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
12月9日、中6週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。
12月16日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
4歳（2001年）
1月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。
3月10日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
3月18日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のココロをクビ差振り切って初白星を挙げた。
4月22日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のサクラアヴェに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。
5月13日、中2週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。
8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のマウンテンターオーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。
9月30日、中4週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。
10月21日、中2週で迎えた12戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。
11月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。
11月25日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカンファーワールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて優勝
12月16日、中2週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のダイタクギンガに1馬身半の差をつけて優勝
5歳（2002年）
1月7日、中2週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。
7月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。
6歳（2003年）
1月14日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
2月21日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の’03メトロポリタンカップ（大井ダート1190m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエビスファイターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利をモノにする
3月20日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’03スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月13日、中7週で迎えた21戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1590m 内回り 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオーミヤボレロに1馬身の差をつけて制した。
6月12日、中3週で迎えた22戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7歳（2004年）
1月22日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの’04ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったエビスファイターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
3月17日、中7週で迎えた24戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。
4月22日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’04スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。
5月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。
12月4日、約6か月半の休養明けで迎えた28戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。
12月25日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。12着に敗れた。
8歳（2005年）
2月20日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。
4月20日、中7週で迎えた31戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ミラクルアドマイヤ賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。
6月23日、中6週で迎えた33戦目は、十勝ワイン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。