ミラージュナイト（2022年生、母ラキシス）

Mirage Knight

2022.03.30

ミラージュナイト（2022年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「蜃気楼(幻影)の騎士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時21歳）と交配したラキシスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のすみれステークス(オープン)で2着に入った他、2025年の若駒ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月22日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノシャイニングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3歳（2025年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウキンタイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したジーティーアダマンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月10日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヨヒーンを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウナンサムデイに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月26日、中7週で迎えた8戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 小雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、6着に終わった。