ワンダースキャン（1999年生、母ワンダーブレビット）

ワンダースキャン（1999年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したワンダーブレビットが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、中央障害2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月20日、デビュー戦は荻野要騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシュウザンウイナーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパラダイスラブを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた6戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月13日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったミキノリューオーからクビ差の2着に惜敗した。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエムテスカイに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。