キョクコウ（1990年生、母リーガルロベルタ）

Kyokukou

1990.03.05

キョクコウ（1990年3月5日）は、フランスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のShareef Dancer（当時10歳）と交配したリーガルロベルタが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の渥美特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったテンカムテキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（1995年）

6月18日、約18か月半の休み明けで迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメジロレノンズにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブランドペギーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の月山特別（新潟芝2200m 外回り 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6歳（1996年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハヤテジャッカルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月23日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスアーミーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月17日、約8か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。