エクセレンテ（2010年生、母オリヴェット）

エクセレンテ（2010年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「素晴しい（Ｅｘｃｅｌｅｎｔｅ（西）と父名Ｘａａｒとの造語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のザール（当時15歳）と交配したオリヴェットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の文月特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月14日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月1日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月27日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロイヤルスペシャルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、雪晴特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ほうき星特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月22日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアラザンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

7月29日、中4週で迎えた11戦目は、文月特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアラザンを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

8月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、テストマッチに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中4週で迎えた14戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2015年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、こじし座特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ソウルキングに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた24戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、江東湾岸賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。