カスミ（2017年生、母フレンチミステリー）

カスミ（2017年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「霞。日の出や日没に雲が美しく彩られること」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時10歳）と交配したフレンチミステリーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。主な勝ち鞍は2020年の一般C24。

経歴

デビュー前

1歳のとき、惣田英幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって226.8万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額880万円（2.2万×400口）で一口馬主が募集された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月13日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月7日、中7週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダフルライフに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、大菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、教養センターで私も名手に賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンリーブルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2021年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。