アスクファンタジー（1994年生、母ミスデルモント）

アスクファンタジー（1994年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したミスデルモントが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地12戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の阿寒湖特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

6月15日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したミクニファーストに半馬身届かず2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタガノキャンディに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトキオアクセルを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1998年）

6月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ゴールドサンデーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメテオシャワーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアミフジダンディに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。