ウインクルム（2007年生、母メイクアップレディ）

ウインクルム（2007年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時10歳）と交配したメイクアップレディが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）豊巻牧場。戦績は、地方37戦3勝2着5回。2010年の佐賀がばいスプリント特選で2着に入った他、2010年の佐賀どんどんどんスプリント特選で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西久保政等厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2009年）

8月17日、デビュー戦は山下貴光騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は413kg。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエンデバーマンボを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアッレグレットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のカペラ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイティウインをハナ差振り切って制した。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の筑紫野特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の日峯特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイオウセイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、長崎街道日見宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた14戦目は、薩摩街道松崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラヴリーゲストをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、エメラルド特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた17戦目は、3歳KJ1のDW2010九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月20日、中2週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、パール特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したケージーハルカゼにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、ジュライ特別（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉留孝司騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた20戦目は、ルビー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したトウショウロペスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、サードニックス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた22戦目は、セプテンバー特別（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月30日、中2週で迎えた25戦目は、3歳オープンの佐賀がばいスプリント特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックガールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた26戦目は、3歳オープンの荒尾ほんなこつスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、3歳オープンの佐賀どんどんどんスプリント特選（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月22日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。