シュリンクス（2001年生、母スパークアロー）

シュリンクス（2001年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話アルテミスが連れていた妖精の一人」。毛色は芦毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したスパークアローが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C3七八九。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

1月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月16日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた5戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月1日、中9週で迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4歳（2005年）

1月12日、中3週で迎えた10戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた11戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月15日、中7週で迎えた12戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた13戦目は、港町特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川勉騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川勉騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で細川勉騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で細川勉騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月31日、中0週で迎えた19戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で細川勉騎手（9戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリスティアマリカーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月9日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は細川勉騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトップシャイニングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月31日、中4週で迎えた30戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた32戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3-11 12（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（11戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた35戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、みせばや特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。