ウルトラシートゥ（1996年生、母シートゥシャイニングシー）

ウルトラシートゥ（1996年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のGulch（当時12歳）と交配したシートゥシャイニングシーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地22戦3勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

6月21日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤゴールドをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月13日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の千両賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

3歳（1999年）

1月17日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークハヤカゼを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

10月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の田川特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の岩国特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月2日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスジーボナンザを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。