エイシンコミューン（1999年生、母エイシンメーイン）

エイシンコミューン（1999年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時8歳）と交配したエイシンメーインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月15日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエーピートレンディに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

9月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、マルチホース特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（2003年）

1月6日、中5週で迎えた12戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナチュラルメガミから半馬身差の2着に敗北した。

4月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、宇佐美亨騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスワローロマンに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月4日、中4週で迎えた18戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三イ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったツクバファーストにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月19日、中7週で迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、最後はタカオテイオーと並んで5着同着となった。

9月11日、連闘で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5歳（2004年）

2月19日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。