ヤコモクリスタル（2006年生、母ヤコモナーキー）

ヤコモクリスタル（2006年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名より＋父母名の一部。輝くように」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時7歳）と交配したヤコモナーキーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ドリームコンサイナーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ドリームコンサイナーファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ワールドブラッドストックによって262.5万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月21日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月27日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦のフォーチュネイトりんどう特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

10月26日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた16戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳戦の福山・高知連携対潮楼シリーズ一戦（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は野田誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた18戦目は、3歳戦の福山・高知連携対潮楼シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のユノレベッカをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野田誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は野田誠騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた23戦目は、一般C10（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた24戦目は、福山・高知連携お龍シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C9（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野田誠騎手（8戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のユノギャラクシアに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月22日、中3週で迎えた26戦目は、一般C7（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、一般C9（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は野田誠騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーシロカベから1馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、連闘で迎えた29戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイルトロヴァトーレから1馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、ばら祭シリーズチャーミーふくやま（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野田誠騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた31戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野田誠騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた32戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ十戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野田誠騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後はウォーターピグミンと並んで3着同着となった。

6月27日、中1週で迎えた33戦目は、福山・高知連携円福寺シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で野田誠騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた34戦目は、一般C7（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で野田誠騎手（16戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた35戦目は、福山・高知連携魚屋万蔵宅シリーズ五戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野田誠騎手（17戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野田誠騎手（18戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた37戦目は、福山・高知連携対潮楼シリーズ一戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で野田誠騎手（19戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般C6（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野田誠騎手（20戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた39戦目は、一般C6（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で野田誠騎手（21戦2勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた40戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた41戦目は、福山・高知連携お龍シリーズ一戦（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。