ナムラフッカー（2021年生、母ナムラライラ）

ナムラフッカー（2021年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したナムラライラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は猿倉牧場。2023年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で3着に入った他、2024年の白百合ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月26日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のミッキースターダムに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの紫菊賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月17日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

4月6日、中7週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジャスティンガルフを半馬身振り切って優勝

5月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月15日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったアドマイヤテラにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。