テイエムプレスダン（2018年生、母エリモインプレス）

テイエムプレスダン（2018年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名より+男」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時13歳）と交配したエリモインプレスが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はタニグチ牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月25日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

7月17日、中8週で迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた4戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーパステソーロに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦のうまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ハシュマルに半馬身交わされて2着となった。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた10戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、楓葉賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキクノボワに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月26日、中3週で迎えた12戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミケーレを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。