ウメ（2011年生、母ミルフィーユ）

ウメ（2011年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「梅」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時14歳）と交配したミルフィーユが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝、地方17戦0勝2着4回。2015年の文月賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネバラシアに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2014年）

2月15日、中8週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月2日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず最後はアドマイヤラインと並んで6着同着となった。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2015年）

2月8日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 小雪/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

4月12日、中6週で馬体重を前走から35kg増やして迎えた20戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、晩春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフォーレスターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた25戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の文月賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアユメライトアップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、葉月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた29戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた30戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、りんどう特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた31戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、オパール特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた32戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた33戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた34戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた35戦目は、ターコイズ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったフクイルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた36戦目は、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したシゲルウチワマツリを差し切れず、1馬身差の2着となった。