タケノパンジー（1993年生、母タケノダンサー）

経歴

デビュー前

17歳のとき、武岡牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、エンドレスファームによって26.25万円で落札された。

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンドリフラワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月6日、中6週で迎えた4戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入った。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた8戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月20日、中4週で迎えた13戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したタニノタバスコを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月15日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（1997年）

2月2日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた20戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた22戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月2日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた26戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5歳（1998年）

1月17日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシロヤマボンバーに7馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトップラダーをクビ差振り切って3勝目をマークした。

2月28日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月16日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上900万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウメノダンサーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月19日、中4週で迎えた32戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の白井特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマーベラスタイマーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月1日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6歳（1999年）

2月7日、中5週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。