トーセンギムレット（2016年生、母エラドゥーラ）

トーセンギムレット（2016年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したエラドゥーラが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルクワイアをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月11日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた4戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3歳（2019年）

5月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月6日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（6戦1勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（2020年）

4月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2020年6月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月10日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、織姫賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2020年8月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。