テンザンスセリ（2005年生、母ダイモンジ）

テンザンスセリ（2005年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋須勢理毘売より」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時8歳）と交配したダイモンジが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は安田豊重。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳B9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安田豊重から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、平野三郎によって724.5万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月10日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた4戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

8月31日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた6戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したヒロコにアタマ差届かず2着となった。

10月14日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボストンティアラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーサイクロンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワウィークに3馬身の差をつけて勝利をモノにする