フォーティラブ（2016年生、母カイロローズ）

フォーティラブ（2016年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「たくさんの人の愛が注がれた馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したカイロローズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2020年の鳥原川特別(一般C7)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森本スティーブルによって270万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月12日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

4月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月31日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月17日、中6週で迎えた8戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレークサイドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、連闘で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2020年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のマッテオを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、三寒四温賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月18日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドナブレスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムワンダーに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月30日、中3週で迎えた19戦目は、鳥原川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウプルームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、メイショウビコーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5歳（2021年）

1月28日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、寒造り賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったグラスコックピットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月12日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた25戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、ホッピー第2の人生ゲートイン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミズデッポウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中3週で迎えた27戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したエルミニョンヌにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。