ドリームファミリー（1991年生、母サクラファミリー）

ドリームファミリー（1991年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時12歳）と交配したサクラファミリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月12日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ニホンピロコスモスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のヒカルパロサントに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。