クイーンカナロア（2021年生、母スイートサルサ）

クイーンカナロア（2021年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したスイートサルサが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2024年のつる座特別(一般C2 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、張月勝によって5,280万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月29日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月28日、中8週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月18日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高杉吏麒騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた7戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月5日、中8週で迎えた9戦目は、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は高杉吏麒騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクアトロジャックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月15日、中5週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のつる座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を炸裂させて、最後は2着のサントグラールに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。