オーゴンイチフジ（1987年生、母シンイチフジ）

オーゴンイチフジ（1987年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のメールトウコウ（当時15歳）と交配したシンイチフジが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は駒沢明憲。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳A1。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月6日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

4月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B2（上山ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスカイヤパールから4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳B1（上山ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のニユーレブロンに約15馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーヤングに約13馬身の大差をつけて2勝目を挙げた。

9月16日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスカイヤパールから6馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で千場俊彦騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブルージヨイナーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳A1（上山ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で千場俊彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルージヨイナーに4馬身の差をつけて制した。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の菊花賞（上山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で千場俊彦騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳A1（上山ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で千場俊彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1991年）

4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、アラ系一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で千場俊彦騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のテンドボーイに2馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

9月16日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般B3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。