リリカルフレイム（2017年生、母スイートリリック）

リリカルフレイム（2017年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「叙情的な炎。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したスイートリリックが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2020年のカストル特別(B1)。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月28日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3歳（2020年）

1月18日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3月15日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた4戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュネルンを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、3歳A4（金沢ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳A4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた7戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた9戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、3歳A5（金沢ダート1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。