ピュールボーテ（2012年生、母ピューリティー）

ピュールボーテ（2012年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純粋な美しさ（仏）。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したピューリティーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月26日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月26日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月15日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた5戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトゥーランドットに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメビウスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコウユーカゲムシャに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。