トラジェクトリー（2015年生、母ミスティーダンス）

トラジェクトリー（2015年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弾道。弾丸のようなスピードの走りをして欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時14歳）と交配したミスティーダンスが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は北島牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C2十六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月11日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた7戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4歳（2019年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた12戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトオルンバを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月19日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、未知の駒会会長杯（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（11戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月13日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた30戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（14戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2021年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。