ヤマニンバルーシュ（2008年生、母ヤマニンドルチェ）

ヤマニンバルーシュ（2008年1月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋四輪馬車」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時16歳）と交配したヤマニンドルチェが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方37戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2四。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月23日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレアリサールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ワンステップに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーブマンテンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月10日、連闘で迎えた8戦目は、ひめかゆスキー場レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2012年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメダグリアスズカに2馬身半の差をつけて優勝

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた20戦目は、ウニとアワビのいちご煮レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、江刺夏まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ヤマニンアルダントに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月15日、中9週で迎えた22戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（15戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた23戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、JA岩手ふるさとひとめぼれ杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（16戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた28戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（17戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（19戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（20戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（21戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、コスモルベウスに交わされて2馬身差の2着となった。

5月18日、連闘で迎えた34戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた35戦目は、北国の春全国大会レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、東北魂賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（22戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったムーンパイロットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた38戦目は、折爪岳ヒメボタルレース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた39戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（23戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したナンヨーマケナイワにクビ差届かず2着となった。

9月1日、中3週で迎えた40戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた41戦目は、一般C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（24戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。