トウブランチャー（2001年生、母ナカミジュリアン）

トウブランチャー（2001年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋元気に発馬するように（発射装置）」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時21歳）と交配したナカミジュリアンが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、地方20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、モリナガファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、モリナガファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、真部晴徳によって976.5万円で落札された。

斉藤敏厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2004年）

11月19日、デビュー戦は佐藤正人騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

2月18日、中6週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイチャンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月25日、中5週で迎えた6戦目は、一般C3九イ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1400m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた8戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3六イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイティレジェンドを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤正人騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3三（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤正人騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2006年）

4月3日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3八イ（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3六イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた16戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-12 13 14（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3六イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-10 11 12（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。