ラガーエミリー（2013年生、母チャームオペラ）

ラガーエミリー（2013年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋よく働く、熱心という意味を持つ人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したチャームオペラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳B。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田猛から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月12日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

3歳（2016年）

3月19日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマアルクマアルクに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクユウスターダムに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したトウケイファイターを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月25日、中5週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたサラマンカ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月21日、連闘で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。