ブルマーケット（1985年生、母ダイナアンバー）

ブルマーケット（1985年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時15歳）と交配したダイナアンバーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝、中央障害8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の霞ヶ城特別(400万下)。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月11日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードミズーリを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下の七草特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンス賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の寒梅賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下の桜草特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤暢康騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月22日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の露草賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳900万下のさくらんぼ賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下のアマリリス賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の霞ヶ城特別（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタケショウカイウンに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤暢康騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

11月26日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4歳（1989年）

6月3日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、富田正信騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターワカワシから2馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田正信騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田正信騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタカシマリーガルに3馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月5日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田正信騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は富田正信騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったライダーズハイから5馬身差の2着となった。