シエルクレール（2015年生、母シエルルージュ）

シエルクレール（2015年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「澄みきった空（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したシエルルージュが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

3歳（2018年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月14日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切ったが、5着に終わった。

10月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、キーコレクションに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロードワイルドに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2019年）

1月9日、中1週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ストレリチア賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダンディーボーイに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。